東京・大田区にある池上梅園は大田区の区立公園。
東急線の池上駅から徒歩20分の閑静な住宅街にある梅の名所です。
例年2月~3月にかけて美しい梅の花が堪能できるので多くの人で賑わいます。
2018年は例年より寒い日が多く、梅の花の開花も遅れている様子。
3月に入ってすぐの日曜日にどんな状態か見に行ってきました。
混雑する日曜日は朝一番がお勧め★入園料は大人100円・子供20円と格安!
東急池上線、池上駅から池上本門寺を目指し、さらに奥へ行くと到着する池上梅園。
池上駅から徒歩だと20分かかるので歩きやすい靴で行くのがお勧めです。
都営地下鉄浅草線の西馬込駅からだと徒歩10分。
駐車場はありません。
日曜日は朝が比較的空いているというので開園9時のところ、9時半に到着。
入口には梅が7分咲きとの立札あり。
入園料は大人100円、子供20円。
梅の時期だからと値上げすることもなく大変リーズナブル。
朝早いこともあり、チケットを買うのも待つことなくスムーズに入園できました。
池上梅園は入ってすぐに目の前に丘が広がり梅が堪能できるようになっています。
池上梅園はもともと、日本画家・伊東深水氏の自宅だった場所。
その後料亭経営者の小倉氏に渡り、庭園として残すことを条件に東京都に譲渡。
東京から大田区に移管され梅を楽しめる公園に整備されました。
庭園内には茶室もあり、条件を満たせば借りることも可能です。
※利用したい方は大田区のHP参照
梅林を丘の上から眺める…紅色・白色の共演は桜とはまた違った趣あり★
丘を登れるように階段が整備されているので登っていきます。
ピンク、紅色、白色。
桜とは違った美しいグラデーションは梅ならでは!
階段は緩やかな場所、急な場所とあるのでやはり歩きやすい靴がベター。
撮影しながらつまずかないように注意です。
かなり咲いていますがこれで7分咲き。
本日はかなり暖かいので近いうちに一気に花開くかも。
風が吹くと梅の花びらがひらひら舞っていて綺麗でした。
木によって早咲き、遅咲きとあるので咲いているものはびっしりと花が咲いていました。
下からも梅を楽しめる★しだれ梅に挟まれた小道は幻想的なスポット!
最初の入口の傍には丘の上に上る階段ともう一つ、下から丘を眺める道があります。
その小道は両脇にしだれの梅があり大変綺麗。
まだしだれ梅は5分咲きくらいかな。
満開になったらもっとすごいでしょうね。
小道の両側に梅があります。
まだ10時になっていないので人が少ないです。
梅には品種の名札がかけられているものも。
『月の桂』って名前…雅!
香りが良い梅ですが、花粉症で鼻がむずむずして香りがわからないのがもったいない。
この小道では下から丘を眺めることができます。
上からとはまた違った印象ですね。
370本の梅を1本づつ楽しむ…一重だったり八重だったり★梅の魅力をたっぷり味わおう!
池上梅園は白梅150本、紅梅220本と370本もの梅があります。
種類としては30種。
よく見ると花びらが5枚だったり、沢山だったり。
品種によっていろいろ。
紅色で濃いピンク。
薄いピンクも。
梅って桜に比べると枝がかなり見えてしまうから今まで『花見』を意識したことはなかったですが、
あらためて梅をじっくりと見て『桜と違った良さ』を感じました。
丸みを帯びた小さめ花びらの控えめな感じ、枝にぽつぽつ咲いているのが愛らしい。
それに松・竹・梅とおめでたい3つのうちの一つ。
梅は桜やどんな花より早く咲く、春を告げる花として古くから大切にされています。
みどころは梅の丘だけではない!朝早い時間ならこんなものも見えるかも…
池上梅園のメインスポットは丘に広がる梅林。
他にも絵になる場所が。
こちらは丘の前にある灯篭。
灯篭は至る所にあるので梅とともに撮ると日本っぽい。
朝だと砂利の部分に模様が描かれていました。
11時をすぎて入場者が増えると、みな気にせず砂利上も歩いているのですっかり消えています。
和室・茶室前にも立派な梅。
この木は満開かな。
咲き誇っています!
裏千家の方による無料お茶会に癒される★日本って素敵…和菓子も素敵!
この日はたまたま、裏千家の方によるお茶会が開かれていました。
無料で誰でもお茶とお菓子を頂ける有難いイベントです。
風が強く、お抹茶が飛ばされそうになりながらもたててくださってます。
お茶のことはよくわからないのですが、そんな私でも気軽に体験できるなんて嬉しい!
皆さん着物で…それもまた日本の良さを感じます。
お抹茶をいただきました。
細かい泡立ちがあって美味しいです。
お茶の前にいただいたのは『梅ごろも』という和菓子。(お店は亀谷万年堂だったような…)
和菓子って子供のころは興味なかったのですが今、すごく気になる存在!
小さくて美しく、繊細。春夏秋冬の季節も感じる。
お茶を全く知らなかったので、最初に和菓子をいただき、いつ食べるのかわからなかったのですが、
最初に和菓子で甘みを感じ、その甘みの感覚が残っているところにお抹茶を頂くのが順番とのこと。
しっかりとお茶を習ってみたいな…。そんな気分になりました。
まだまだ見頃は続きます!散歩がてら梅見を楽しむなら池上梅園へ…春を感じる香りの庭へ★
2018年3月4日(日)では7分咲きとの立て看板。
実際見た感じも蕾がまだまだたくさんあり、これから咲いて満開に向かう様子。
満開の時が楽しみですね。
梅は香りも楽しめるので春の爽やかな香りを堪能しに池上梅園はお勧めです。
散策時間は1時間あれば1周できる規模ですのでお手軽散歩に来てみてはどうでしょうか。
※訪問時期…2018年3月4日
池上梅園
東京都大田区池上二丁目2番13号