今回の北海道旅行は特典航空券を使い、道東を巡るもの。
ツアーと違い自由に選べる宿が嬉しい個人旅行。
希望は2点、温泉に入れること、美味しい夕食がいただけること。
摩周湖・屈斜路湖周辺で予算内でのその二つを満たす場所がなかなかない…。
そんな時に発見したのが小さなオーベルジュてぃんくる。
全4室の小さなこちら、口コミが大変良かったので決めたのですがのんびりできて素敵な宿でした。
場所は屈斜路湖そばの静かな別荘地街の森の中…木のぬくもりの優しい宿★
小さなオーベルジュ「てぃんくる」の場所は屈斜路湖のそば。
周りは森に囲まれ、とても静か。
近くは温泉付きの別荘地。
チェックインは駐車場から入ってすぐのこちらの建物。
本館のログハウスです。なんとオーナーのご主人の手作り!
食事もここでいただきます。
庭には沢山の花が植えられていて、この時期はバラも咲いていました。
食事に使われるハーブも庭でとれた無農薬の新鮮なものです。
さらに奥に進むとお部屋のある別館のエトワール(宿泊棟)になります。
白い扉の玄関は宿泊者共通で、靴を脱いで中に入ると個別のお部屋に繋がる扉があります。
全4室の小さな宿。
お子様連れでのご利用は不可。
お一人様宿泊は可能で専用プランもあります。
客室内をご紹介!目玉は全室にある源泉かけ流しの露天風呂…24時間いつでものんびり楽しめます★
木のぬくもりが優しい室内。
のんびり滞在できるようにとお部屋内にテレビはありません。
ベッドはシングルサイズが二つ。
可愛い小鳥の絵。
お茶の用意と冷蔵庫はあり。
宿に自販機はなく近くのコンビニは車で15分の場所になるので
心配な方は持ってきた方が良いです。
てぃんくるでは4室全てに源泉かけ流しの露天風呂が付いています。
これってすごいですよ、24時間いつでも気兼ねなく入れます。
広さは大人2名が入れるほどの小さめですが
お部屋自体が1~2名なので十分。
露天風呂に洗い場はないため、ユニットバスで体を洗って入ることになります。
また、夏の夜間の露天風呂は虫対策でオレンジの灯りだけで入ることを勧められます。
蛍光灯をつけてしまうと沢山虫がやってきてしまうからと。
オレンジの灯りだけだと少々暗いのですが、確かに虫よけに効果的でした。
ディナーはフルコース★ビッグサイズのホタテのポワレを食べたくてまた宿泊したい!
夕食は「プランタン」と部屋の名前の書いてある席に通されました。
宿泊者全員18時スタートの夕食。
そのためチェックインが遅れそうなときは連絡が必須。
今回、阿寒湖から屈斜路湖に向かいながらチェックイン予定の17時を過ぎそうだったので
携帯から電話しようとしたら山の中で電波がなく焦りました。
北海道は広い!車の移動時間が予想外にかかるので余裕をもっての移動が必要と実感。
宿泊してフルコースのディナーがいただけるなんて…。
運転での疲れも吹っ飛びます。
前菜1…トマトのマリネとコッパのサラダ
コッパとは古代ローマ発祥の生ハム。
スパイシーな味わいが特徴。
焼いたカマンベールチーズと相性よし!
前菜2…道内産若鳥のインボルティーニ 粒マスタード添え
インボルティーニは肉や魚を野菜で巻いた料理とのこと。
あっさりとして柔らかく、ハムやウィンナーとは違う美味しさが詰まっています。
今回、予約時に苦手な料理を伝えており『相方は鶏肉が苦手です』と書いておいたところ
こちらの料理が鶏でないものに変更されていて助かりました。
このあとインカのめざめのポタージュが続きます。甘くてジャガイモとは思えない程濃厚でした。
お魚…標津産ホタテと東藻琴産山芋のポワレ
予約時から楽しみにしていたホタテのポワレ!
今まで見た中で一番大きな帆立!!
肉厚で噛むほどにジューシーさが広がる帆立。
このフルコースを作っているのはオーナーの息子さん。
横浜のレストランでシェフをしていて、2年前に北海道に戻りこちらで腕をふるっています。
横浜時代でもこんな大きな帆立は見たことないとおっしゃっていました。
山芋も美味しくて、山芋が苦手な私が初めて『これは沢山食べたい!』と思いました。
お肉…北海道産和牛もも肉のロースト 山わさびのソース
メインの和牛ローストはお庭でとれたローズマリーの良い香りがアクセントとなり食欲をそそります。
こちらには北海道産のライスが付き、お好きな量を選べます。
デザート…アイスクリーム、抹茶のプチシュー
デザートも手作り。シュークリームの抹茶が濃く甘すぎないのが良い。
ボリュームがあり大満足なディナーでした。
今回はフルボトルワイン付きのプランにしましたが、通常のプランでワインのみ追加注文もできます。
朝食はこだわりの食器で野菜をたっぷりと★運が良ければエゾリスがやってくる!?
朝食は8時から。
野菜たっぷりのサラダ、スクランブルエッグ、鶏のハム、チーズに
これまた具沢山の優しい味のミネストローネスープ。
コーヒーか紅茶、ヨーグルトがつきます。
コーヒーの受け皿が三角で珍しいと思ったら、てぃんくるができた時に作ってもらったオリジナル食器とのこと。
自家製のパンが3種類。
大きな窓の外にはひまわりの種が置いてあり、運が良いとエゾリスがやってくるそうです。
この日は…残念、来ませんでした。
エゾリスといっしょに食事したかったなぁ。
屈斜路湖が近いので、朝食前に雲海を見に行った人たちもいました。
とても綺麗に見えたとのこと。
朝5時起き…運転に疲れてできなかった!いつか見てみたいなぁ…。
オーナーさんのぬくもりを感じる宿…てぃんくる★喧騒を忘れて穏やかに過ごせる場所…
道東旅行1泊目に選んだ小さなオーベルジュてぃんくる。
お部屋付の温泉で癒され、フルコースのディナーも大変美味しかったです。
特にホタテのポワレはこれを食べるために訪れたいほど。(ディナーのみの予約も可能)
また、オーナーさんは気さくでどのテーブルにも声をかけて下さり、
お勧めの観光スポットや行き方を教えてくれました。
宿の予約は公式HPや楽天で可能。ポイントを集めている方には楽天トラベルが嬉しいですね。
温かみを感じ、静かに過ごせるてぃんくる、喧騒を忘れてゆっくり過ごすのに最適な宿でした。
※訪問時期…2018年7月下旬
小さなオーベルジュ てぃんくる
〒088-3341 北海道川上郡弟子屈町字屈斜路原野基線1−20