1999年に世界遺産となった『日光東照宮』。
2013年から始まった平成の大改修で眠り猫等、美しく鮮やかによみがえっています。
日光に来るのはここに来るため…と言っていいのでは?
バスツアーでは長く見ることができないので東京から電車で日帰り旅行。
人の多さにめまいがしましたが美しい彫刻はいつまでも見ていたい素晴らしさでした。
日光駅から東照宮までは徒歩35分…行きはバスで帰りが歩きがお勧めルート★
日光駅から東照宮までは徒歩で35分。
しかも上り坂だからきつい!
行きはバス、帰りが歩きで下りながら、途中の神橋やお土産もの屋さんを見た方が楽。
石鳥居(いしどりい)
長い砂利道を進むと鳥居が見えてきます。
この石は九州からわざわざ持ち込まれたものですって。
五重塔(ごじゅうのとう)
受付前に立派な五重塔が。横目に見ながらチケットブースに並びます。
平日の14時半というのに人だらけ。チケット購入まで5分かかりました。
入場料は大人1300円。
土日だとチケット買うのにもっと並ぶんでしょう…。
門をくぐっていざ東照宮内へ!煌びやかな屋根の建物がずらり…象の彫刻を見ておこう★
三神庫(さんじんこ)
入ってすぐ目の前に広がっているのが三つの神庫。
上神庫・中神庫・下神庫が並び、総称して三神庫。
中には春秋渡御祭「百物揃千人武者行列」で使用される馬具や装束類が収められています。
上神庫の屋根下には「想像の象」(狩野探幽下絵)の大きな彫刻。
実際に象を見たことがないので想像で作った…だから『想像の象』。
金ピカで豪華…。修復ってすごい。
有名な『見ざる・聞かざる・言わざる』…三猿だけでなく他の猿も注目を!
日光東照宮と言えば見ざる、聞かざる、言わざる…の三猿!
それが見えるのは想像の象の向かいの建物。
神厩舎・三猿(しんきゅうしゃ・さんざる)
神厩舎は、神様に使える馬が休む場所。
昔から猿が馬を守るとされているところから、猿の彫刻が8面あり、人間の一生が描かれています。
1面目は赤ん坊時代。
親猿が手をかざして子猿の将来を見つめています。
2面目は子ども時代。これが有名な三猿。
まだ幼い子ども猿に、悪いことを見たり、言ったり、聞いたりしてはいけない、
この時期に良いことを身に着けておけば悪いものに触れても正しい判断ができるというもの。
7面目は夫婦の時代。
成長してめでたく結婚した2匹の猿。
大きな荒波=未来を夫婦で乗り越えていこう!という思い。
深い意味のある猿の彫刻だったんですね。
500以上の彫刻が施された日本で最も美しい門の一つ…陽明門!1つ1つ丁寧な仕事に息をのむ★
陽明門(ようめいもん)【国宝】
奥に見えるのが陽明門。
40年ぶりに修復されて煌びやかになりました。
日本を代表する最も美しい門はいつまで見ていても見飽きないところから「日暮の門」ともよばれています。
500以上の彫刻がほどこされた様子は圧巻。
まだ柱の部分に白いシートがかかっていますが
屋根の部分はキンキラ★
天井には龍の絵。
どこもかしこも凄くて、鮮やか…。
廻廊(かいろう)【国宝】
陽明門の左右に延びる建物が廻廊で外壁には我が国最大級の花鳥の彫刻。
この部分は修復前なんでしょうね。
色が薄くなっています。
横から見ると彫刻の立体具合がよくわかって、美しさが際立ちます。
ここ、本当にすごいわ…こんなに細かいことを大昔に作っていたなんて。
国宝の唐門!細かい彫刻が頭上に輝く…真っ白な色は貝殻をすりつぶして塗ってあるから!
唐門(からもん)【国宝】
金色とブラックの屋根にひと際目立つ白い彫刻達。
これは貝殻をすりつぶして作った胡粉(ごふん)で白く塗られています。
ここも彫刻が沢山あり、その数なんと611。
陽明門の508体を上回る数です。
三猿と共に大人気の眠り猫★ここが一番混雑するから心して見学せよ!
「見ざる、聞かざる、言わざる」の三猿とともに人気の高いのが『眠り猫』。
東照宮に来たらこれも絶対見ておかねば…!
場所は祈祷殿の横から入っていきます。
祈祷殿(きとうでん)
右にこの先『眠猫奥宮』と看板があり進んでいくんですがこの道が狭い、狭い。
東照宮内で一番の混雑具合。
ツアーガイドが必ず立ち止まり説明しているし、みな必ず写真を撮って立ち止まるから進まない。
狭いから写真をとれるチャンスも少ないのです。
眠り猫(ねむりねこ)【国宝】
左甚五郎作と伝えられ日光東照宮で一番人気の高い彫刻。
牡丹の花に囲まれ日の光を浴び、うたたねをしているところから「日光」に因んで彫られたとも言われています。
予想外の小ささに驚きました。
あまりに小さいのと、この場所が狭いので大混雑スポットとなっています。
眠猫の裏側には2羽の雀の彫刻も。
猫と雀が共存できる…楽しく暮らす平和の意味をもつとも言われています。
眠猫を抜けたら徳川家康の墓所…奥宮へは階段207段を登る!歩きやすい靴は必須★
眠猫を抜けると石の階段がず~っと伸びています。
207段あるこの階段を登りきると徳川家康のお墓に到着。
東照宮自体が砂利道も多いし、坂や階段もあるので歩きやすい靴で来るのは必須。
眠り猫や三猿の場所は人が多すぎでしたがここまで来る人は限られているのか静かでした。
ちょうど立札の向こう側に樹齢600年の大木があり、願いが叶う神木となっています。
1周コの字型に見たら下りの階段へ。
様々な動物の彫刻が見れる貴重な日光東照宮★じっくり見たいなら朝一番が良いらしい!
細かい造りが美しい、様々な彫刻が見れる日光東照宮。
16時閉門で15時頃から見ていたんですがとにかく人が多い。これでも平日なのに…って驚きでした。
ゆっくり楽しみたいなら朝一番がお勧めとのこと。
バスツアーや修学旅行生がいない時間です。
外国人観光客もとにかく多い大人気の日光東照宮。
修復が終わり一段と輝く様子が見れる絶好の機会ですから訪れてみてはどうでしょうか?
※訪問時期…2017年11月
日光東照宮
〒321-1431 栃木県日光市山内2301

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